波が出来る原理は、沖合で作られた波浪が重なりあって成長し、やがて風域をたしてうねりとなって岸まで届きブレイクするからです。

沖に低気圧や台風が発生すると波が大きくなるのは、沖合で強風によってできた大きなうねりが海上を伝わって岸まで届くからです。


良い波とは・・・


中央が高くなり、左右均等に割れる波が理想です(三角波)。

この波に出会える条件は、風・ビーチの砂の状態・うねりの向きなどが関係してきます。

簡単に出会えませんが、たまに現れるスーパーブレイクにサーファーは魅了されるんです♪

波のリズム・・・


波にはリズムがあります。これから皆さんもよく耳にすると思いますが、「セット」と言って3本〜5本の大波がまとまってやってくるからです。

このセットが届いてからしばらくは小さな波がきますが、やがてまたセットの波が届きます。低気圧や台風が接近するとセットの 間隔は狭くなり、
遠くにあると広くなります。


潮の満ち引き・・・・


潮に満ち引きがあることはもちろんご存じですね?サーフィンをするにあたって、潮の満ち引きは切り離せない関係にあります。

新月や満月は「大潮(潮の変化が大きい)」、上弦や下限は「小潮(潮の変化が小さい)」になります。ビーチによっては潮が多い方が
コンデションが上向く所と逆に引いている方が良い所があります。それぞれのビートの特徴を知ることで、ポイント選びの役に立ちます。


カレント(潮の流れ)について・・・


岸から沖に向かう流れをカレントと言います。

カレントをうまく利用すれば効率よく沖に出ることが可能になります。
流れを読めることになれば流されてしまう危険も回避できるようになります。

カレントの見分け方は、波が立ちにくかったり、沖に向かって浮遊物が漂っていたりする所です。最初はわかりにくいと思いますので、海に入っているサーファーの動きをよく観察しましょう。
カレント(潮の流れ)について


日本の波と季節


日本は四方を大陸棚に囲まれている為、うねりのパワーが分散されてしまい、ハワイのような大きな波が来ないというのが特徴です。

しかし、四季がはっきりしている為、それざれの波を楽しむことができます!

例えば、春は強い南向き、波もサイズもアップする低気圧が到来します!

梅雨時期は暖気の差が少ない為、低気圧が発生しにくく波はあまり期待できません。そして、夏から秋にかけては台風のグランドウェルが到来。
冬になると西高東低の気圧配置となり、日本海側の波がサイズアップしてきます。その場合、太平洋側のうねりを拾えるポイントが狙い目!


台風が発生すると思いもよらぬビックウェイブが発生します。

そんな台風うねりを求め、サーフトリップするサーファーも多くいます。

しかし、それは経験を多く積み、強靭な体力を備えた一部のサーファーであることを忘れてはいけない!

それだけ台風の大波は危険なので、初心者は絶対に無理な行動は控えましょう。